マサル工業、100%子会社を通じて、みらいの植物工場事業を事業譲受
- 新生 MIRAI と共に植物工場事業に進出 -

 

2015年11月18日
マサル工業株式会社

マサル工業株式会社(東京都豊島区 代表取締役社長 椎名吉夫、以下「マサル工業」)は、民事再生手続き中の株式会社みらい(東京都中央区 代表取締役社長 室田達男、以下「旧みらい」)の事業再生スポンサーとして、旧みらいの植物工場事業について、旧みらいからマサル工業の新設子会社のMIRAI株式会社(以下「新生MIRAI」)に対して12月1日付で事業譲渡を受ける旨合意しておりましたが、本日、この事業譲渡につき旧みらいが東京地方裁判所から許可を取得しましたので、お知らせいたします。

マサル工業は、1954年の創業より、社会の豊かさに貢献することを絶えず念頭に置き、それぞれの時代のニーズにマッチした商品を生み出してきました。20 世紀の革新的な情報の伝達手段として登場し、重要な役割を果たしてきた「電話」のケーブルを保護するカバーとして「ワイヤプロテクタ」を開発したことから出発し、以来60年以上にわたり通信・電設分野を中心に様々なケーブルを保護する工事材料を開発し提供し続けてきました。また、マサル工業は農林資材事業を通じての貢献も長年に渡り果たしています。スプリンクラーやバルブをはじめ大地を潤す「かん水システム」等の農林、農業資材の開発や農作業の効率化を図り収穫を高める利便性の高いシステム提案に加え、「環境保全」をキーワードとした、新しいトータルシステムの開発に取り組んでいます。

旧みらいは、2004年9月設立後、植物工場分野のパイオニアとして、植物工場システムの開発・販売、植物工場に関するコンサルティングサービス、自社植物工場での野菜の製造・販売を主たる事業としてきました。また、植物工場分野の権威である千葉大学と連携し、最先端の栽培・環境制御技術を農業ビジネスに応用する会社として、諸官庁を含めて各方面の支援を受けながら産学官連携により新たなビジネスモデルを推進してきました。2014年4月には千葉県、同年5月には宮城県において、それぞれ国内最大規模の自社植物工場を稼働開始し、旧みらいの植物工場システムは国内外から現在も注目を集めております。

マサル工業は、農林資材事業をさらに発展させる分野として、植物工場分野に従来から強い関心を持っておりました。植物工場分野のパイオニアとして、高度な設計技術と栽培ノウハウを有している旧みらいのスポンサーとして、旧みらいの植物工場事業を新生MIRAIが譲受けることにより、植物工場関連事業をマサル工業グループの今後の事業の重要な柱として育てていくとともに、植物工場システム分野における世界一の地位を共に目指していきたいと考えております。

 

<新生MIRAIの概要>

社名
MIRAI株式会社
本社所在地
千葉県柏市青田新田飛地 221-1※1
設立
2015年11月2日
代表者
代表取締役会長 椎名吉夫
代表取締役社長 室田達男(予定※2)
株主
マサル工業株式会社 100%
事業内容
①植物工場システムの開発・販売
②植物工場に関するコンサルティングサービス
③自社植物工場での野菜の製造・販売
※1 登記上の本店所在地は東京都豊島区。
※2 事業譲渡実行後に就任予定。

 

以上